ぺぺ

自分なりに語ってます

ゴルシレイヤー骨折の件について

 

 

 

 

 

妹が買ってきたモンハンライズを横取りして楽しんでいるぺぺと申します。お世話になっております。

 

 

タイトルが三流ラノベみたいになっていますが、今回はコスプレの話です。

 

 

 

 



 

 

去る6/13(日)に、大井競馬場を貸し切ったコスプレイベント「東京メガイルミ」にて、今社会現象にも近い人気を博しているウマ娘ゴールドシップのコスプレをしたレイヤーが、ドロップキックをした動画を公開し、その上で骨折したことを報告したツイートが炎上しました。今回はこれについてあれやこれやと喋っていく記事になります。よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※当記事の内容について、コスプレイヤーの方々、他ユーザーにおける一切の誹謗中傷を行いません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事の発端

 

 

上記滝沢ガレソ氏のツイートのように、ウマ娘ゴールドシップ(以下愛称であるゴルシと称す)のコスプレをしたレイヤーがドロップキックを再現(アプリ ウマ娘プリティーダービーにて、育成中のゴルシが何かしらのレースで1着でゴールインすると、わーいわーい!と駆け寄りながらどりゃあ!といきなりドロップキックをするシーンがある。詳しくは下記YouTube動画リンクより)した動画をツイートし、それにリプを送ったFFに対して骨折したと報告した場面を不快に思ったユーザーが晒しのような形でツイート。

 

 



 

 

少しRT数が多くなり話題になったところに滝沢ガレソ氏の目が止まり、同様にツイート。炎上に追い風を吹かせるような形となった。

 

 

ゴルシが1着した時の動画

 

ウマ娘 ゴールドシップ ドロップキック 1着 - YouTube

 

 

 

 

 

なぜ炎上したのか

 

 

 

 

この炎上が少し広がりつつなった時に、当人は以下のように説明をして正当化を試みていた。

 

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違う、そうじゃない。

 

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まあ、話す前にまず理解をしていただきたいのが、ゴルシのドロップキックをコスプレをしてまでやったこと自体は、究極のことを言って騒がれる要素ではないと筆者は考えている。それよりも、ドロップキックをして怪我をしたことが問題となっているので、当本人が再現するにあたってしっかりと安全を踏まえた上でドロップキックの動画を出せばここまで炎上することにはならなかったはずである。ただ、上記のように自称格闘技経験者であるにも関わらず、その経験がハッキリと活かされてない上でのドロップキックの動画で怪我をし、かつ怪我をした人が今社会現象でブームとなっているウマ娘の、それも根強い人気を誇るゴルシのコスプレをした人だったわけなので、それらを括って結論を出した結果、そりゃ炎上するわとしか言いようがなかった。

 

 

 

 

 

 

まず、アスファルトの上でドロップキックを行ったことが大問題である。

 

 

 

これを知った時に、お前稽古はアスファルトの上でやったんか?とツッコミたくて仕方がなかった。そんなことするのは龍が如くの桐生さんぐらいだよ。

 

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ドロップキックはプロレス技では基礎基本中の技とされており、またその練習会場は新人プロレスラーとかなら所属道場におけるリング、ないしはマットを敷きそこで行うはずだ。それを、吸収すらなくダメージとして跳ね返す硬いアスファルトの上でやったのだから、格闘技経験と言い訳をしてもまずその知識が活かされていない大変恥ずかしい一面を見せてしまっているわけで、全くもって正当化する理由にもなっていないのだ。

 

 

 

 

また、単独でドロップキックを行ったのも問題である。

 

ドロップキックは着地のバネとなる足を両方とも蹴り出す技で、そこからほぼ体を90°近い真横の状態、ないし蹴りあげた相手の反動で少し足を逸らし上半身から受け身をする形までが流れとなる。故に、蹴り上げる相手の存在がない以上足は振り出されるような形となるため体がふらつき思うように受け身が取れない。よってまともな受身が取れない+下がアスファルトともなれば骨折なんてやる以前からわかる話なのだ。

プロレス道場におけるドロップキックの練習もちゃんと、相手がミットを用意し足の場を用意した上でマットを二重に敷き行っている。基礎基本中の技とはいえいかに危険な技であるか思い知らされた(調べた結果)。

 

当人は既に鍵にしており、どこを骨折したのかは具体的に明記しておらず動画も出回ってないので筆者はどのような形で着地したのか分からないが、後遺症レベルまで発展する骨折箇所はどうやら大腿骨頚部や骨盤、椀橈骨等らしい。特に大腿骨頚部の骨折が1番エグいんだとか。調べてみると、まあそりゃそうだわなとしか言いようがないし、逆にいくらリングの上とはいえ自分とほぼ同身長ぐらいの高さを、30分以上経過してボロボロの体から繰り出すオカダ・カズチカは一体何者なんだと改めて解らされた。

 

 

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なお、元ネタのゴルシは、ドロップキックを繰り出す時に、体を90°左に捻って蹴った後、そのまま真横に落ちていくような形のスタイルなので、体が真横になっている以上、受け身を取れない非常に危険な行為なのだ。それでもどうよ〜?と満面の笑みで平然としているのはゴルシだからこそできる芸当なので、今後ウマ娘ユーザーからさらに白い目で嫌悪されたくないコスプレイヤーは絶対に、辞めようね!(提案)

 

ちなみに、後に新日本プロレス所属の岡倫之ことグレート・O・カーンがガレソ氏のツイートに反応しているのでますます赤っ恥をかいたことだろう。

 

 

 

 

 

そして、何よりもゴルシのコスプレだからこそ発生してしまった炎上でもある。

 

 

ゴルシことゴールドシップは史実ではG1を6勝したサラブレッドであり、逸話や伝説が面白く非常に人気の高い馬であった。特にマイペースさながら生まれる破天荒さ(120億円事件とかね...)はウマ娘では史実以上に引き出されており、黙っていれば美人だの、喋り出すと狂人だの散々な言われようであるが、まあゴルシだし...の一言で片付くぐらい双方共に人気を博しているのだ。また、これはずっと前からの話であるが、元々コスプレという行為自体は賛否両論というか、人によって様々であった。もちろん世界文化になるほど発展もしているわけだが、二次元のキャラを実際に再現すること自体懸念するオタクもいるし、特に容姿における好き嫌いがはっきりする日系人(日本とか中国とか)のコスプレは最近では地雷にまで到達するほど嫌われている人もいるはいる。

 

 

 

この行動に対する2つの界隈における懸念

 

 

この骨折をしてしまったことにより2つの界隈で色んな心配がさらに火に油を注ぐ結果となってしまったのである。

 

 

まずは元ネタであるウマ娘界隈。元々、ウマ娘というコンテンツが出来上がってから、親元のCygamesからはある注意喚起が出されていた。

 

 

キャラクターならびにモチーフとなる競走馬のイメージを著しく損なう表現は行わないようご配慮いただけますと幸いです。
本作品には実在する競走馬をモチーフとしたキャラクターが登場しており、許諾をいただいて馬名をお借りしている馬主のみなさまを含め、たくさんの方の協力により実現している作品です。
モチーフとなる競走馬のファンの皆さまや、馬主さまおよび関係者の方々が不快に思われる表現、ならびに競走馬またはキャラクターのイメージを著しく損なう表現は行わないようご配慮くださいますようお願いいたします。

 

【2018.6.20】「ウマ娘」公式より二次創作に注意喚起 - Togetter

 

 

というのも、モチーフとなる元ネタは古くから楽しまれている競馬のサラブレッドであり、生き物であることから、何かしらこれらに関する失言、行動で炎上すればそのキャラに対するイメージがより悪くなりがちである。過去同様に流行った擬人化の作品でも艦これやアズールレーン軍艦がモチーフだと考えると、我々はこのコンテンツを担うにあたって慎重にことを進めなければならない。特に、ウマ娘の二次創作においてエロやグロといったR-18要素を含んだイラストの投稿は禁止されている。

 

 

すごい極端な話をするが、同じ注意喚起を促されいる条件下で

 

 

 

 

がネット上で広まったらどちらに不快感をより覚えるだろうか。前者は生き物だからリアルでもこのような行為はあるし悪いイメージがついてしまいがちだ。が、後者は人造物かつ無機物だ。モブが駆逐艦とセックスする構図なんて考えたことがないだろう(けものフレンズ?聞いたことないなあ)。

 

 

また、このようなレギュレーションを徹底しても、なお馬主から未だ許可が降りず登場できてない名馬も存在する。ディープインパクトオルフェーヴルキズナ等があげられる。それでもなお、各世代の競馬で活躍した名馬の多くがこの作品に存在しているのは上記のようなことがあって成り立っているからだ。よって、ウマ娘界隈において上記のサイゲ公式の注意喚起は非常に発言力が強く、またこの事柄に非常に敏感でもあったりする。よって、今回の騒動しかり、何かしらウマ娘の炎上が起きる度に上記の注意喚起1つで相手を黙らせてしまうこともできる。

 

 

上記のこと含め、ゴールドシップという史実、ウマ娘共に人気のあるキャラクターをコスプレという形で背負い、安全が保障されない形でドロップキックをして骨折したという炎上は、ユーザーにとっては双方共に多くのユーザーが持っているゴルシに対するイメージを下げてしまう懸念を持っているのだ。また、ウマ娘において1番危ないのが、その馬主が怒ったり失望したりしてしまうことなので、今後のウマ娘を左右する結果にでもなればさらに多くのユーザーに対し損害を与えてしまう結果となる。

 

 

そして何よりも、そのイメージを損なう要因が骨折ということである。

 

理由は、簡単にいうと
『馬は歩けないと生きていけない』
からです。

 

馬は身体がとても大きい動物です。それ故に、心臓の働きだけでは全身の血流が上手くいきません。その助けをしているのが、脚なのです。

 

馬の蹄は裏面が柔らかくなっており、着地するときに広がり、地面を離れるときに収縮する、この作用を繰り返すことでポンプのような役割をしており、この作用により、古い血液を心臓に戻しています。これを『蹄機作用』と言います。

 

 

蹄機作用が正常に働かなくなるとどうなるか、勘の良い方ならわかると思いますが、古い血液が徐々に脚に滞るようになってきます。

 

自分の指に輪ゴムを巻いておくと徐々に指先が鬱血して青くなってきますよね?あの状態が馬の脚で起こるようになってきます。当然、骨折とは別の症状が出てきます。

そして当然それは痛みを伴うものになってきます。

結果、馬にとって痛い箇所が増えるだけ。そのまま悶え続け、餌も食べられなくなり、動く気力もなくなり、ただただ苦しみ続けて最期を迎えることになります。https://www.instagram.com/p/BwX5s3iHR9m/ 

 

では、馬を寝かせておいたら?

これもダメです。下になっている部分が自身の体重に耐えられず壊死してきてしまいます。

馬は寝たまま寝返りをうつことが困難(できる子もいますが)なので、一旦立ち上がって反対側を下にする必要があります。

故に、骨折している脚では上手く立ち上がることが出来ない為、寝かせておくこともできないのです。

もし人間なら、言葉が通じますので『安静にしていてください』の一言でいくらでも治療が進みます。

犬や猫は言葉は通じませんが、身体が軽い為、こちらもいくらでも治療のしようがあります。

でも、馬はそうはいかないのです。

蹄機作用があることを、馬自身は知りませんし、伝える術もありません。
痛いから動かない、もしくは痛いから暴れる、しかできないのです。
そしてその先に待つのは症状の悪化しかありません。『現状維持』すらできないのです。確実に、『悪化』の道しかありません。

https://www.instagram.com/p/BwX5s3iHR9m/

 

 

 

要するに馬にとって骨折=死に値するほどの危険な症状なのだ。そして、その骨折によって安楽死を遂げこの世を去った馬もいるわけだ。

 

それはウマ娘で登場しているキャラにも存在する。サイレンススズカがその1頭だろう。

サイレンススズカは1998年、秋の天皇賞で自慢の逃げで後ろの先行馬と圧倒的な差をつけて広げるも4コーナー手前で突然失速。左前脚の手根骨粉砕骨折を発症し予後不良と診断され安楽死の処置が取られた(沈黙の日曜日)。あの武豊が悔しさのあまりその夜泣きながらワインを飲んで泥酔したほどと言われると言われ、競馬実況の神様として有名なアナウンサー杉本清氏も宝塚記念のオープニングであえてあなたの夢はスペシャルウィークか、グラスワンダーか。私の夢はサイレンススズカです。と亡くなった馬のことを話し名実況の1つに数えられるほどの影響を与えた名馬であった。

 

また、時を遡ってライスシャワーも骨折により安楽死を遂げている。1995年の宝塚記念で第3コーナーでライスシャワーは崩れるように転倒。骨が突き出るほどのその酷い脚からは左第一指関節開放脱臼、粉砕骨折と診断され予後不良、治療所にも運べずその場で安楽死を遂げた漆黒のステイヤーである。ライスシャワーを運ぶ馬運車に騎手の的場氏は最敬礼で見送り、厩務員も手綱を握ったまま号泣した。

 

 

ただし、骨折≠死ということに注意。骨折の症状が酷く予後不良(要するに助かる見込みがないとのこと)と診断され初めて安楽死という処置が取られるものであり、骨折を発症しても治療ができるのであれば一度休養し治療に専念すればまた走ることは可能だ(トウカイテイオーがその例である)。

 

 

だが、上記のように骨折が原因でこの世を去ったサラブレッドは存在している以上、マイナス以上のイメージが競馬の中では根強く残っている。そのため、当人が元ネタがサラブレッドである作品のコスプレをして骨折したというのはウマ娘はおろか競馬ファンからも強く憎まれることになる。しかもそのサラブレッドがゴールドシップなので余計その憎悪は強くなっていく一方なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

そして、コスプレ界隈にも心配の声が寄せられる。それは、この炎上で東京メガイルミが開催できなくなるのではという懸念である(ちょっと大袈裟かもしれないが)。

そもそも、新型コロナウィルスが急増した2020年3月の日本橋ストリートフェスタを最初に次々と大型コスプレイベントが中止になっていった。昨年でも大型イベントという括りであれば2/9(日)のワンダーフェスティバルが最後である。現在でも関東近辺でもアコスタやTFTコスプレ博といった小規模のイベントを、従来のコロナ禍におけるガイドラインに沿って規制した上でやっと行えている状況だ。

 

無論、東京メガイルミも2018年からこの大井競馬場にて開催される元々はイルミネーションを楽しむイベントである。これをコスプレイベントとしてこのコロナ禍において開催しているのはいくらウマ娘ブームが始まる前から不定期で開催しているとはいえ、筆者としてはとても凄いことだと思っている。

 

 

そして、競馬場が会場であることからウマ娘のコスプレをする人たちがほとんど参加したわけだが、それでも運営側は、コロナ禍のガイドラインに従いながら感染症対策を行いつつも、わざわざスターティングゲートをトラックで用意したり参加したコスプレイヤーに許可をとって撮影しTwitterに現状を報告したり全面協力でイベントを盛り上げているのだ。競馬場でウマ娘が実際にスターティングゲートで構えをしている写真はとても臨場感が溢れていた。

 

 

 

だからこそ、メガイルミに参加したコスプレイヤーが無謀なチャレンジで骨折という重症を負ってしまった事実があるからこそ、ひょっとしたらコスプレイベントとしてメガイルミが開催されないのではという懸念があるのだろうか。

 

 

 

 

ただ、最初に言ったが筆者は少し大袈裟ではないのかと考えている。少なくともこれ1つでメガイルミがコスプレイベントとして開催することはないという考えには行きつかない。

なぜならこの案件において東京メガイルミ側が絡んでいる内的要因が一切ないからだ。ただこのコスプレイヤーは、大井競馬場内とはいえ誰の助けも借りず貸されず、1人でコンクリートの上で自爆しただけなので、メガイルミ側は何も悪くないし何もしてない。

 

 

2018年秋の渋谷のハロウィンコスプレイベントを覚えているだろうか。あれは参加した人の1部(1部と言っても相当な規模だが)ゴミは散らかすわ、酒に酔って暴れるわ(軽トラを横倒しにしたの覚えてるかな?)で、後に2019年で路上飲酒の自粛を促された。

 

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参加者たちが暴れ回って他の参加者に怪我を負わせたり(その参加者がノってしまったのもあるかも分からんが)警察沙汰になったり、終わったあとのゴミの散乱でボランティアを呆れさせたりして多大な迷惑をかけてしまったからこその規制である。

 

 

 

では今回のメガイルミの件ではどうだろうか。繰り返すが、メガイルミ側は一切絡んでいないわけである。

例えば、渋谷ハロウィンのようにゴミを捨てず散らかしたり、運営側が何かしら参加者に注意や声かけを行った時に逆に不適切な態度を取ったり、競馬場なので来場した馬やポニーに迷惑をかけたりという要因があれば、その規模が大きいと運営側はコスプレイベントとして開催をしないという措置を取る可能性があるだろう。

 

 

しかし、メガイルミで検索をかけたりしてツイートを漁っても特にそのようなマナー、モラル面に関する呟きは見られなかった。筆者はこのイベントには参加していないので詳細は分からないが、少なくとも骨折の件以外で指摘されるような件はないように思えた。つまり参加者のほとんどはしっかりとマナーを守っているということが分かる。

 

それに、この骨折の件はおそらく運営側も予測できなかった事案なので(筆者の推測だが、一応利用規約に他のお客様のご迷惑となるような行為と記載はあるが、迷惑となる行為は運営側の判断なので基準が曖昧ではある。しかし少なくともドロップキックを再現しようとして骨折したという事故は運営側も考えられていなかったと思う)、この一件でコスプレイベントとして開催をしないという決定打にはならないだろう。()で記載した利用規約における禁止事項を行った場合の処分は退場と記してあり、中止となるのは天候や地震等といった天災が中心となる。もちろん、次回ではこの事案によって怪我に関することも注意喚起として促される可能性は示唆されるが、コスプレイベントとしての開催を中止するまでは行かないだろう。むしろ、それで中止になればさすがの筆者もいやいやいや...と首を突っ込んでしまう。

 

 

なので、1人のコスプレイヤーが迷惑をかけてしまったのでまたメガイルミが開催されないのではという考えは大袈裟すぎると思うので、もう過ぎたことではあるが1度考えてしまった人は少し考えを改めていただきたい。失礼な話が、それは理屈に値するだろう。そんな話が通るならコミケだって痴漢が多いからコスプレは中止ねとか、今年の渋谷ハロウィンは逮捕者やゴミを散らかすやつが多すぎるから中止ねとか全然ありえるのだ。しかし蓋を開けてみればコミケは痴漢に気をつけてというポスターを出してボランティアを常に巡回させたり、渋谷ハロウィンは上記のように路上飲酒を規制させたわけだ。

 

 

 

 

 

終わりに

 

 

今回の件は当人はもちろんこの行動については多くの衆から叩かれるべき行為である。擬人化であるとはいえ元はサラブレッドであるし、そしてそのサラブレッドにとっての死の原因となる骨折をしてしまったという結果は、多くの人間に対し悪い印象を負の連鎖という形で広めてしまっているのだ。

 

 

このコスプレイヤーに対してではないが、メガイルミの一部コスプレ写真にサイゲの注意喚起を無言で貼り付けて引用しているユーザーを見つけた。

 

それははっきり言うが遠回しに誹謗中傷を行っているので絶対にやめよう。ガレソ氏の引用にはそのようなことをしている人はいなかったがRT先で似たようなことをしている人がいれば是非やめていただきたい。それこそ馬主や関係者への失礼にあたるからだ。当人の行為はもちろん過っているが、趣味自体まで責める必要は皆無である。無論、上述した通りコスプレ自体昔から賛否両論あるし好きな人、嫌いな人極端である。筆者は前者にあたるが気持ちは分かる。が、それは心に思う程度にしておくべきだろう。

 

コスプレというのはまず自己満でやることだ。そして自己顕示欲への満たしにもなる。自己顕示欲というのは人間誰にでも存在する欲求だ。無論、当人のように自己顕示欲を解消しようと無茶をした結果悪い方向に進んでしまう事例もあるが、いきすぎた非難は自分自身の自己顕示欲をも否定していることになるので、少なくとも自己顕示欲を満たすための行為を尊重する必要性も産まれてくるのだ。なので、当人の行為は批判しても趣味自体を叩くのはナンセンスなのだ。

 

 

 

そして当人がこの記事を読むとは思わないが、本件を黒歴史として反省し、リハビリに務めてお大事にしていただきたいと思う。