ぺぺと申します、お世話になっております。
🎊正式サービス開始のお知らせ🎊
— アルゴナビス from BanG Dream! AAside(ダブルエーサイド) (@AAside_INFO) 2021年1月14日
日頃より、『アルゴナビス from BanG Dream! AAside』をご愛顧頂きありがとうございます✨
本作が、正式サービスを開始したことをお知らせいたします❣️
▼ダウンロードはこちらhttps://t.co/W3hV00K8hu
※iOS/Android共通#アルゴナビス #ダブエス pic.twitter.com/T57Jxo5Suo
1/14をもって、あのアルゴナビスのアプリがリリースされました。一昨年くらいからアプリやります!みたいなこと呟いていたような記憶がありますが、ちょうど仕事が終わってTwitterのTLがあまりにもアルゴナが叩かれていたので、いやいやまさかと思いながらも一周まわってそれが楽しみになってしまったので、早速プレイしてみました。今回はそのレビューになります、よろしくお願いします。
概要
・アルゴナビス from BanG Dream! Dream AAside(通称ダブエス)
■スタッフ
メインキャラクター原案: 三好 輝
シナリオ原案・監修: 毛利亘宏
原作・企画: 株式会社ブシロード
開発・運営・企画: 株式会社ディー・エヌ・エー
にわかであれなのですが、プロ野球のDenaってこのディー・エヌ・エーだったんですね。初めて知りました。
ディー・エヌ・エーは他にポケモンマスターズEXや逆転オセロニア等といった複数のアプリの開発、運営も担当しています。ポケモンマスターズEXはこの前出たばかりだから記憶に新しいかもしれませんね。ここでは運営をディー・エヌ・エーとしていいでしょう。
from BanG Dream!とついているので分からない方に簡単に説明するなら"男版BanG Dream!"です。一時期それで荒れたことがありますが、バンドリーマーは追加することに秩序を乱されてしまうと考えがちなのでこの先何があっても彼らの言い分には説得力がないと思ってください。一応メンバーが大学生だったり、本家バンドリの世界とは違う世界であったりと、差別化はされているみたいですが(舞台はなぜか下北沢なんですが...)。
本題
軽く概要をパパっと説明したところでレビューに入ります。
総評としては、大変誠に申し訳ないのですがタイトルにも書いてあるとおり
あれだけ待たせておいてこのザマか
というのが率直な感想でした。
プロセカやグルミクも何かしらの欠陥を抱えてリリースしてましたが、正直この2つの二の舞どころじゃ済まないレベルで多くの欠陥を抱えてリリースされました。
擁護するなら、新型コロナウィルスの影響で開発費に大きく投資ができなかったのかもしれません。当初はそのような考えでプレイしていたのですが、いざ蓋を開けてみれば完全にお金かけるところの優先度が違うし、無理やりリリースさせて少しでも金を稼ぎたかった武士道の下心が丸出しであることに改めて気づき、そしてため息をつきました。
筆者個人の意見として、アルゴナビスの伸び代は未知数でこの先のカバーやライブ、そしてこのアプリのリリースでもっと知名度があがるのではないのかと期待を膨らませていた中で、その第一歩となるアプリのスタートダッシュが酷すぎて転けてしまいました。非常に残念で仕方ありません。
評価ポイント
このゲーム、正直悪いところしか見当たらなかったので、先に評価できたポイントを紹介します。
1.3DCGの完成度
このアプリは最初から全ての楽器に3DCGを用いたMVが実装されています。これまでのブシロード系列のアプリとしては初の試みでしょうか(ガルパやグルミクはアニメにて放送された曲のMVを実装しているだけで、全ての曲に実装されているわけではありません)。
👑バンド紹介👑
— アルゴナビス from BanG Dream! AAside(ダブルエーサイド) (@AAside_INFO) 2021年1月15日
実力主義の絶対王者『GYROAXIA』
Vo.旭 那由多(CV.#小笠原仁)
Gt.里塚賢汰(CV.#橋本真一)
Gt.美園礼音(CV.#真野拓実)
Ba.曙 涼(CV.#秋谷啓斗)
Dr.界川深幸(CV.#宮内告典)#アルゴナビス #ダブエス pic.twitter.com/9RNl5t4wy7
試しに筆者がアルゴナビスで1番好きなバンド「GYROAXIA」の上記ツイートをご覧いただければ分かりますが、もう別格です。メンバーの動きもそうですが、何よりも観客のペンライトの動きがワンパターンであるとはいえしっかりと会場内の盛り上がりを再現していて驚きました。ここに関しては評価できるポイントですし、ずっとリズム感のない棒を左右に振ってるだけのデレステやミリシタより完成度が高いと思っています(CG全体のクオリティはデレステの方が上ですはい)。
カメラワークまで使って、まるでライブビューイングかのように再現しているところも高く評価できます。いやこの30秒間まるでライブ見てるみたいだった。
ただ、後述する批評枠の原因は、全てこの3DCGのためだけに生まれてしまったのではないのかという結論に至りました。
確かに、育成系音ゲーの中で、最初から3DCGでMVが見られるアプリって最近はなかったので関心していましたが、最終的にはこれのためだけに予算を削ってしまい、欠陥が生まれてしまったのではないのかと筆者は改めて考えました。
そこまで優先すべき内容だったのでしょうか...。だったらプロセカみたいに後回しでも全然遅くはなかったと思います。
2.期待通りの曲の良さ、ボーカルの歌唱力、カバーの違和感のなさ
これは、アプリの評価というよりはアルゴナそのものの評価になるので別枠として読んでいただければ幸いです。逆に評価できるポイントが上記以外見当たらなかったので、尺稼ぎ程度に設けました。
とは言ってもεpsilonΦ、風神RIZING!、Fantôme Irisはここでデビューといっても過言ではありません。3バンドの楽曲はまだCD化もしていなかったのでどういう楽曲があるのか気になった方もいらっしゃいますし。
総評としてはやはり期待通りの評価でした。筆者はアルゴナビスに関しては2019年2/22の7thライブのサプライズで生歌を聴いたことがあるのでその時から評価はしていますが、相変わらずの歌の上手さに感激しています。オリ曲も各バンドのイメージに沿ってしっかり音楽で表現しており、このバンドはこの様な曲調で進んでいくんだなというのがハッキリと分かります。
カバーも全く持って違和感がないしこの先もハズレは引かないでしょう。充分に伸び代があります。こちらに関しては今後の活躍に期待です。
3.ストーリーの完成度
ダブエスはとにかくストーリーがよかったです。メインストーリーとバンドストーリーがそれぞれ読めますが、総じてストーリー自体に感動性が薄いブシロード系列としてはかなり気合が入っています。検索でもかなり好評です。
気になる方は是非その手で進めて読んで見てください。ゲーム性が酷すぎて進めるのも飽き飽きしてしまうかもしれませんが...。
4.クエスト制度
ダブエスでは、このようにSDキャラをタップして上記のような項目を選択し、時間後にもう一度タップするとそのアイテムや経験値等が貰えるシステムがあります。ここでは、バンドごとのクエストを設定し、そこで上記画面を熟すことから、クエスト制度と称しますが、早い話がデレステでいう営業だと思っていただければ大丈夫です。
時間は項目によって様々ですが、それを砂時計というアイテムで短縮できたり、その砂時計もライブをやれば手に入るそうです。ライブはスタミナが必要になりますし、仕事などでプレイできなくても、その時間を利用してアイテムが手に入ると考えればかなり面白いシステムだなと思いました。内容もかなりリアリティがありますし評価できるポイントです。
批判点
それでは、ここからはこのアプリの悪いところをだらーっと書き続けます。上記はこれまでの良いところを記載しましたがクレームのポイントはいくつもあり、すぐに改善しなければいけない部分もあります。
1.無償石の使用期限の存在
まさか無償石に使用期限があるとは思いませんでした。初っ端から無課金勢や学生に優しくないこのゲームである。
無償石に使用期限が存在するアプリは過去も引っ括めてこのゲームしか見たことがありません。
配布から3ヶ月以内に使い切らないと全て消えてしまうこの仕様。何が問題かって、ただでさえ25人いるんだから、いずれ☆4の新規排出に偏りが出てしまうのに3ヶ月以内に使い切れと言うんですよ?もし次のガチャからその次のガチャまで3ヶ月以上期間空いたらどうすればいいんですか、貯められないじゃないですか。あまりにもその人たちが可哀想すぎる。3ヶ月空いたなら消すか使うか金をつぎ込めというメッセージでしょうか。ブシロードくんさあ...(呆然)。
ずっと前からブシロードの露骨な金搾取が見受けられたし疑問には感じていましたがこれで確信しました。ああ、コンテンツの前線から最前線に往く企業は常に金のことしか見ていないと。
確かに我が国は資本主義であり、現在のコロナ禍で経済ショックを受けてしまってはいますが...。いや、まあD4DJの新年企画でヒット祈願っていう遠回しに「結局広告出してもグルミクが売れずに大赤字だったので今年こそは...」みたいなことやってたしね...、うん...。自業自得です。
何はともあれ、この使用期限という制度自体廃止すべきです。全てのユーザーに起こるうることですから。
2.あまりにも小さすぎるノーツ、視認性の低さ
次に音ゲーのシステムについて記載します。本アプリはリズム&アクションゲームと称しているので音ゲーに力を入れているのかと思いきや、いざ蓋を開けてみればあまりにも酷い有様。
※上記画像はiPad pro10.5インチによるスクショです。
まず目に見えて分かるあまりにも小さすぎるノーツ。体感ガルパで例えるなら大きさ40%ほどです。そのアイコンに合わせるようにレーンも狭まっており、画面をフルに使っていません。正直iPadproでも指と指がぶつかりそうでした。携帯ぐらいの大きさになるともっと小さくて見づらいし、正直目がチカチカしてすごい疲れる。
これに加えてノーツ自体の色が薄く、また背景も
3DMV、2Dロゴ、プロフで設定したキャラの背景の3つしか選択できません。3DMVはどのゲームでもやりづらいのは共通ですが2Dロゴは背景が白のためノーツと被って余計見づらく、キャラの背景もほとんどが明るい色のため濃い背景を持つキャラを手に入れない限りはほぼ同格といっても過言ではありません。
これで"デフォルト"ですからね???
3.これだけやりづらい譜面背景なのに設定できる項目がたった2つ
デフォルトで誰がやってもやりづらいの一言で始まる環境でやらされていざ自分のやりやすいように変えようと設定をいじったら
・まずライブ設定はノーツの速さと判定調節のみ!!!!
・ライブ演出もメンバーカットインとスキル表示のオンオフのみ!!!!!
さすがに椅子から転げ落ちた。ふざけんな。
ノーツの大きさも変えられないわ、ラインも濃くできんわ、何ならノーツアイコンも固定だし音も一つだけ。
あの3DCGのためだけに、一番の大元である音ゲーの設定を必要最低限にするという本末転倒の事態に。いや戦時中じゃないんだからさ笑お金かけるところの優先度が全く違う。満足にプレイできないじゃないか。ガルパでもそんなことしなかったぞ。というか、テストプレイしなかったのか?テストプレイすれば1発で分かると思うんだが...。
4.あまりにもガバガバすぎる判定仕様
そしてこのゲーム悪い意味で判定がガバガバすぎる。なんだろう、体感タップしている時に判定処理しているのではなく画面から手を離した時に処理しているような感じがしてこそばゆい。
判定全体はかなり緩めで酷くグレたりすることはないのだが、やっぱり音ゲーである以上判定とノーツの音のタイミングから音ズレはやってはいけないし、ラグいようならすぐに調整してほしい。
というのも、どうやらライブ設定の判定調整もそれに依存しているらしく、それをやればやるほど余計音ズレするらしい。ひでぇ、音ゲーじゃねえ。
5.判定勢の心を削ぐ謎のスライドレーンフリック
基本的にこのアプリの音ゲーはガルパとほぼ変わりありませんが、唯一独立している新ノーツがあります。
それがこのスライドの折り返し地点に存在する謎のフリック。
これがまあやたら
判定が厳しい
マジでこのノーツ削除しろよクソッタレがよ。そもそもスライドの折り返しにさらにフリック追加する意味あるか???ほんの少しでも合わせるタイミングがズレたらグレ、さらにズレたらGood。アホかいな。こいつのせいでAP取ろうとしてもタイミングが噛み合わなくて普通にグレるしなんならGoodでコンボが途切れる。害悪すぎる、デレステに失礼、ボケカス。
一応特定のスライドレーンに存在するフリックなので筆者はここではレーンフリックと称しています。が、ハッキリ言ってクソノーツすぎるしとっとと廃止しろ。てかfromバンドリと書いちゃったなら普通にガルパ仕様でよくね??????
6.ノーツスピードが足りない、ノーツの降ってくる様子が全体的にもっさりしてて余計やりづらい
これは個人的な体感という話になるのですが、ノーツのスピードが全然遅い。
現在最大の11でプレイしてますが、全然遅いです。ガルパでいう10.7とかそのぐらいだし、ノーツが降ってくる様子がもっさりしてて余計やりづらいです。ほんとに速いのか遅いのか...。
7.金搾取がさらに露骨になる衣装変更、絵柄変更の仕様
このゲームはガチャで出たメンバーの衣装を変更することができるのですが、ガルパのように出た時点で貰える...わけではなく、特訓を3回しないと手に入らない仕様になっています。
ガルパじゃゲットした時点で貰えたじゃん!!
おまけに絵柄を変更できるグレードアップは同じカードを用意しないといけないグラブルシステム...。最大限に楽しむためには凸前提でプレイしないといけないのです。とはいっても絵柄変更といっても結局背景がガラリと変わるだけでそこまで優先しなくても大丈夫かもしれません。
8.3DCGの手抜き、ワンパターン化
先程、評価点として3DCGの完成度を挙げました。ただ、そこで評価できるのはMVの完成度であって、他における3DCGはワンパターンかつ手抜き感が露呈しており一周まわって気持ち悪いです。
MV以外での3DCGは手抜きなのかどうかは分かりませんが、予めモーションだけが決まっており、台詞が終わるまで動くことなくずっとそのポーズを続けています。台詞ボタンを押したら一旦消えてまた別のポーズをとったキャラが台詞を言う形になっています。おまけに顔は口の筋肉しか動かず表情と台詞が一致していません。なんなら動いてる口も気持ち悪いしある意味ホラーアニメみたい。
ガルパやグルミクは台詞を発しながらキャラそれぞれが表情豊かなポーズを見せたりするのですごい見てて感情移入がしやすかったのに、ダブエスでは口が動くマネキンが映るのみ。なんだ、お前らヒューマギアか???
他にも、各項目に移る時にやたら通信が入ったり細かな点はありましたが、大きく取り上げるなら上記8項目だと思いました。
総評
以上の批評を持って総評としては
普通にアルゴナビスを楽しみたい人にとっては良ゲー。しかし肝心な音ゲー要素やその他システムに欠陥が生じており、結局プロセカやグルミクの二の舞となった欠陥未完成品クソゲー
というのが結論としての総評となりました。
ストーリーやキャラ設定、楽曲、MVの3DCG完成度は申し分なくその分で緩く楽しむのであれば楽しいゲームだと感じました。しかしながら、肝心の音ゲー要素は、特に3DCGに莫大な予算を費やしたのかあまりにも欠陥が生じており、最低限必要な設定まで削られてたり、判定がガバガバだったりと様々な場面で改善面が多く見られています。というのも、そもそも音ゲー面に見られる改善点は、初期段階の時点で用意しておかなければならない部分がいくつも見受けられました。筆者としては、未完成のままでもリリースして一刻も早く売上を優先させたプロセカやグルミクの二の舞どころかさらに酷い例に進んでしまったアプリという解釈をしています。
今現時点でダブエスをインストールしようか悩んでいる方は、筆者としてのアドバイスとしては
リセマラが終了した後は、アプリ内の改善点がアップデートされるまではしばらくプレイしなくてOK
で大丈夫だと思います。そもそもこのアプリこれだけの欠陥や改善点を抱えておきながら最低3GB容量が必要になるので、無理に始める必要はないと感じます。
今回のアルゴナビスのアプリで、一番残念と感じたのが、アプリが登場すると宣伝してから本日まで日数と時間をかけてこのクオリティという事実です。楽しみに待っていたユーザーに対して失礼だと思います。
上記の通り、特に音ゲーの設定項目の少なさは異常ですし、デフォルトも見づらい、判定もガバガバとの声がほとんどであればテストプレイや報告ということをDenaの社内では行っているのか疑問です。単純にテストプレイをせずにリリースを優先したのか、それともこれでOKサインを出したのか。定かではありませんが社内でも誰かしらはやりづらいと気づいて修正も行えましたし、音ゲーと称しているのであれば最低限の環境を作り、それに基づいて必要な設定を設ける必要があると思います。ガルパなら初期からアイコン変更やタップ音変更が存在しますし、どの音ゲーにも複数の設定変更が設けられています。それをたった2つの設定のみに絞り、デフォルトもやりづらいという声が広がっているのです。
改善点は必要以上に多く見受けられましたが、ユーザーの声あってでの企業です。すぐに改善しなければいけない部分もありますが、アルゴナビス自体非常に伸び代のあるコンテンツですし、筆者としてはヒットして世間皆様に知れ渡ってほしいというのが本音です。
以降、Denaの課題解決に期待を残し、レビューを終了します。
おまけ
【お知らせ】
— アルゴナビス from BanG Dream! AAside(ダブルエーサイド) (@AAside_INFO) 2021年1月15日
お客様よりいただきましたご意見、ご要望につきまして、今後の対応予定をご案内させていただきます。
内容:リズムゲームのプレイ感について
・リズムアイコンの大きさ調整機能追加
・ダブルノーツのデザイン調整
・背景の色調整
詳細はゲーム内お知らせに掲載しております。#ダブエス
と、書いているうちに早速Denaがバッシングを受けすぎて改善表明をしてきましたね...。いやいやそれ最初から用意しなきゃいけない項目よ?というツッコミは置いて、対応の速さには関心しました。さすがにやりづらいという声が多すぎたのでしょうか。
アイコン大きさ調整
デザイン調整
背景の色調調整
の3つの項目を追加すると記載されています。
筆者としてはここにタップ音の追加、エフェクト調整、アイコン追加とあのクソみてえなフリック消して色々増やしてくれたら嬉しいなあと密かに願っていますが、一先ず初段階としての改善は見られるでしょう。