ぺぺ

自分なりに語ってます

セックスをせず飛田新地を社会科見学した話

 

 

 

 

ぺぺと申します。お世話になっております。

 

 

記述当時、筆者は約1年と4ヶ月ぶりの1週間連休が取れたのでコロナ禍がやや落ち着きのあるタイミングで(小池都知事の県をまたぐ移動を控えろとの会見を大無視して)大阪に軽く旅行するという計画をかなり前からたてていました。

 

いろいろ破綻はしてしまいましたが、1度でもいいので昨年3月に営業したばかりの近畿日本鉄道の新型特急「ひのとり」のプレミアムシートに乗ってみたいということ、その2月にデレマスの京セラドーム公演のあとにろくに観光ができていなかったことも含めて大阪旅行を決行しました。

 

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近鉄 ひのとり 80000系

 

 

近鉄名古屋駅からひのとりに乗車し、大阪に到着。大阪出身のフォロワーと会って自然な流れで大阪観光をすることになったのですが、ふと呟いた一言に筆者は完全に釘付けになったのでした。

 

 

「せっかくやし、飛田新地行かん?」

 

 

 

ただ、筆者は生憎(クレカ請求に追われて)お金がかなりカツカツの状態で大阪を観光していたので、じゃあ見学だけでというチキンプレイを要求するも全くもって嫌な顔1つせず、大阪をいろいろ案内していただきながら飛田新地を見学し、そして改めて世界は広いんだなと感じた、そんなレポです。よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛田新地とは

 

 

筆者は全然風俗に通ったこともないトーシローのオタクだが一応wikiを漁りつつ軽く説明。

 

飛田新地は大正時代にできた日本最大級の遊郭。正式には飛田遊郭と言う。1958年の売春防止法によって表向きは料理街ということになってるが、まあバリバリの風俗街として非常に有名である。新地は飛田以外に松島、滝井、信太山、今里があり、これらを含めて5大新地と呼ばれる。

 

 

この5大新地の1番の特徴はなんといっても直接女の子を見ることができるということだろう。普通東京や他地域のソープやデリヘルはもちろん顔を公には出しておらず、せいぜいホームページでの女の子紹介やぴゅあらばといった風俗体験動画で見れる(それでも半数は顔や口をモザイクで隠している)ぐらいだが、この5大新地は直接女の子を見ることができる。つまりハズレを引かず自分好みの店を選ぶことができるのだ。

 

飛田新地はその中でも非常にレベルが高い。というか実際に高かった。その分料金が高いというデメリットもある。15分11,000円は伊達じゃない。近鉄特急ひのとりは2時間で5,200円だったのに。

 

筆者は昨年の空前のオタクの風俗レポブームで飛田新地の存在を知り、少し気になってはいたのだがフォロワーの一言でついにその真実にたどり着くことができたのだ。ただ、上述の通りお金がかなりカツカツを覚悟の上で観光に来ているので見学だけということで飛田新地に足を運ぶことした。

 

 

 

 

 

 

 

本題

 

 

それでは本題に入る。とはいっても基本的にそこまでいく経過を辿りながらなので早く本題が読みたい方はスクロールをしてもらって構わない。

南海難波で以前から仲のいい大阪出身のフォロワーと合流し、飛田新地の見学ツアーに急遽参加した。

 

飛田新地まで歩く中で、大阪に非常に詳しいフォロワーは歩きながらその場所各々について説明をしてくれた。筆者も大阪に来るのは人生で2回目で、まだまだ知らない未知の世界だと思っていたが、それはやがて筆者の思惑通りとなる。

 

最初に合流したなんば、相変わらず広い。地下にあるなんばウォークは、多分歌舞伎町の地下のメインストリートよりも長いんじゃないんだろうか。近鉄日本橋まで続いていそうな気がする。

 

南下していって、3つ交差点を抜けた先は、通天閣がもう筆者たちを待っていたかのようにそびえ立つ。なんばから天王寺ってすごい近いよなと思っていたがこんなに近いのは予想外だ。新宿と代々木ぐらいの距離しかないように感じる。

 

次にたどり着いた新世界は飲み屋と串カツの店で栄えている。ここから先は、まるで時代が止まっているかのような店の雰囲気が漂う。貼られているポスターはもう昭和初期にあるような古いものばかりだった。大通りを抜けて目の前に大きなビルがまた筆者たちを待ち構える。スパワールドと呼ばれる非常に大きな温泉宿だ。入口は階段を登る必要がある。

 

その階段を登る途中で後ろを振り返って1つのスポットに指を指した。数多くのライトで輝く新世界の中にひとつ、全く自ら光を発しない真っ暗な鉄骨だけのタワーらしきものを発見した。(写真は昼)

 

 

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「大阪で一番ヤバイ心霊スポットや。自殺者も多くいる」

 

 

 

この一言で一瞬で背中が凍りついた。最初はどういう場所かはタワーらしきところという説明で終えたが、後にかつて大正時代に設立し、1945年の大阪大空襲で焼けてしまった大阪国技館の跡であった。実際引用した写真の小見出しは「白骨死体も見つかった!」と書いてあったので、まあ相当すごい心霊スポットなんだろう。昼なら百歩譲っておお...となるかもしれないが、さすがに夜に見てしまう心霊スポットは迫力が違かった。色んな意味で。これのせいで余計帰れるか心配になった。

 

スパワールドを降りて、新今宮の地域に入る。左上を見上げると、日本一高いビル、あべのハルカスが顔を出していた。これは、言っては失礼かもしれないが、意外とインパクトはなかった。

 

 

 

JR大阪環状線の高架を潜り、いよいよ動物園前の繁華街へと出る。フォロワー曰く、ここからが本当の世界を見ることになるという。

 

動物園前の繁華街は、千日前と同じような小規模のストリートで、道幅は急に狭くなった。こちらはほとんどがカラオケ居酒屋ばかりで、道行く人が本当にそのノリでお店に吸い込まれていく。小規模のカウンターと接客する女性、陽気に歌うじいちゃんの声が夜のストリートにこだましている。その光景をフォロワーはやっぱこうでなきゃなと盛り上がりながら足を早めていく。

 

少なくとも地元や東京では見ないであろう世界を、今筆者はこの目で見ている気がしていた。いや見ているのだ。関西出身の芸能人が時々大阪のあるあるや時事ネタを話している時があるが、今それが本当のこととして筆者の脳に焼き付いているのだ。特に中川家礼二の大阪のあるあるモノマネなんて本当にその通りである。通天閣のおっちゃんのモノマネなんてここで聖地巡礼できた。

 

ただ、少なくとも分かったのは、ここで過ごしている人たちは本当に楽しい人生を送っているんだろうなという感じがした。あるいは、日々過ごしている途中で嫌気がさして、ストレスを発散してここに来ているのか、用途は人それぞれだが見ている人たちの顔はすごく幸せそうに見えた。まさに人生謳歌。俺も早くこれになりたい。なんか嫌なことがあったら目の前のじいさんみたいにカラオケ居酒屋でストレス発散してみたい。

 

カラオケ居酒屋以外にはバカ安いということで有名なスーパー玉手がある。タマゴが1個1円で売られているというほど安いスーパーとのことだ。

 

 

そんな優雅なストリートを抜けて、やや大きな交差点を渡る。薄暗い裏地を通るとフォロワーがその足を止める。

 

 

 

 

 

「着いたわ、ここやな」

 

 

なんばから結構歩いた気がするがようやく目的地に到着した。その証拠として左を見渡すと、全く曲がることをしらない常に平行しているコンクリートの道と、やや特徴的な街灯、そして白く光る店の2階部分に取り付けられた看板。そんな料理店がその奥へズラっと続いている。

 

 

 

 

 

人生初の風俗街への訪問に胸を躍らせている筆者をフォロワーは早速宥めるかのように、しかしその目は冷静だった。

 

 

 

 

「いいか、絶対に写真撮るなよ」

 

 

 

 

飛田新地は写真撮影禁止の地域であった。もし写真撮影をしてしまえば黒ずくめの男に声をかけられて死にかけるところだったらしい。よかった、フォロワーの一言がなければ筆者はすぐにポケットに眠らせてたスマホを取り出しているところだった。命を救われたよありがとう。今冷静に思えば、風俗街なのに撮影できたらそりゃやべえよなってなるが。

 

 

とはいっても、検索してみると特別許可が降りたのかどうかは知らないが、飛田新地を撮影している猛者がいたので、詳しくは下のリンクを参照していただきたい。

 

 

日本最大級の遊郭の建物が今も150軒以上残る「飛田新地」に行ってきました - GIGAZINE

 

 

 

昨年から空前のオタクの風俗レポブームから、飛田新地の内容はある程度知ってはいたのだが、いやまさか本当にこんな凄いところとは思わなかった。

いざ決心をし、足を歩めていく。早速、左手からおばあちゃんの声が聞こえてきた。

 

「お兄ちゃんお兄ちゃん、ちょっとこっち見な」

 

その声に顔を向けると、縁側で手招きをしている老婆の姿と、ふっと微笑みながら手を振る女性の姿がいた。顔はやや少し老けているが、スリムな体と長いロング、金髪の女性だった。

おお、ほんとに他の人が書いてた飛田新地のレポ通りだ。筆者は感激しながらその施設を後にする。

同じくらいの位置を振り返って右側にも同じ店があった。黒髪だが少しぽっちゃり体型、しかしその分豊満なメロンを充分にさらけ出している。

 

 

入口や通りの外脇は、比較的熟女や豊満な女性が多く滞在しているようだ。棲み分け、というのは失礼かもしれないが大阪のフォロワー曰く、外に行けば行くほど妖怪さが増していくらしい。逆に、歩みを進めて中に行けば行くほどレベルは高くなっていくそうだ。

 

飛田新地はやはりその分値段も高い。上述の通り5大新地の中でも高級だからだ。15分11,000円は伊達じゃない。これぞ飛田新地の特権だろう。

 

最初の通りを抜けると、いよいよ本番という感じがプンプンと伝わってきた。さあ、どっから行く?というフォロワーの誘いに筆者はどんどん好奇心という武器を振り回しそうになる。

 

とりあえず、まずは正面のメイン通りから進むことにした。飛田新地は一切曲がることを知らない並行と垂直で道の整理がされている。住所としては西成区山王3丁目として登録されている。8,9番地を挟んだ通りがメイン通り、9,10番地を挟んだ道が青春通りと呼ばれている。

 

 

 

 

メイン通りを進む度、左右からおばあちゃんの手招きの声がどんどん大きく、かつ多くなる。店が密集しているのだ。

 

「兄ちゃん見てってや!可愛い子おんで!」

「もっとこっち近寄んなさいな!!」

 

熱心なおばあちゃんの声を、気持ちよく聞きながら歩みを進めていく。まあもちろん数分の間隔でいるのだからそりゃ顔も覚えられるのかもしれないのだが、いくらコロナ禍とはいえ飛田新地はそれなりに人はいるのだ。だからはよ決めな!ってすぐ声をかけるあたり、おばちゃんの目はもう完全に高性能の観察眼か何かなのだ。なんで俺が分かる...。まあ一期一会を尊重したので今回はそんなことはなかったが。

その分そこで相手となっていただく女性のレベルはどんどん高くなっていた。

 

先程の入口とは違って人目見て若い、かわいいと言いたくなる魅力的な女性ばかりだった。服装は様々で、各々の私服はもちろんシースルーや胸元が大きく露出しているドレス、水着や制服といったコスプレを身にまとって手を振る方もいた。容姿ももちろん十人十色、黒髪ロングの清楚な女の子、ややショートにしてはにかむ制服姿のJK、金髪でとても元気な姿のギャル、同じ黒髪ロングで腕はスリムだが、凄く大きな胸を持つ女性、来る男性の好みを全て凝縮したかのようなまさに夢の楽園、遊郭といった場所なのだ。中には、いやいやそんなところで働いていいのか...?と目を疑うほどにザ・清楚という雰囲気というオーラを放っている女性もいた。モデルにスカウトされそうだけどな、アイドルいってれば売れてそうだなっていう色んな考えが過ぎるが、何もそれは彼女が決めたことである。常にキモい顔で女性に下心を植え付けて、ひあゆあやツイフィで男性❌と書かれてしまうほど迷惑をかけて印象を酷くするオタクが彼女の人生の道にケチをつける必要はないしその資格もない。

 

 

ただ全体的な店の構造、システムは一緒でお相手となる女性がポツンと中央に座り、それを招こうと声をかける老婆がそばにいて、15分11,000円と書かれた値段の札と、そして遊郭と呼ばれる大正時代から受け継がれてきた古い建物がズラリと並ぶ。筆者はもう、気づけば風俗街を楽しんでいるというより、全く異なる世界の文化を楽しんでいたのだ。いろんな女性を見るのはもちろん楽しいが、性的興奮などは消え去り好奇心や興味といった純粋な気持ちで飛田新地を歩いていた。

 

メイン通りを抜けかけるところで、アラームらしき音が飛田新地に響く。おそらくもう既に店に入り時間を終えた者がいたのだろう。これも筆者は飛田新地レポで知り得ていたトリビアの1つだったので、それも生で聞けたことにとても嬉しくなっていた。おお、聞いてる、聞いてるぞぉ!!ムスカ大佐の興奮も少し分かったような気もする。

 

 

メイン通りを抜けると喫煙所らしき場所で1度休憩を挟む。その途中で、盗撮禁止というポスターを散見した。これで、改めて飛田新地でレンズを向けてはいけないということを筆者は深く理解せざるを得なくなってしまった。

予め持参したCOOLの箱からタバコを1本取り出す。火はフォロワーのライターを借り、まず一口吸って静まっていく。

 

「どうや?飛田新地は、楽しいやろ?」

 

普通の人だったら、性的興奮を中心に楽しいと答えるだろう。魅力的な女性ばかりで、ちょっとお金は高くてもレベルは最上級。30分で、5万!とGOの言葉を聴いても財布から諭吉を5人おばあちゃんにあげてしまうかもしれない、今度の筆者だったら。

 

しかし、筆者はお金がないということ以前に、未知なる世界に今立っているということ、あの日はてなブログやnoteで読んだ飛田新地レポの内容が本当にあるという事実(当たり前だが)、人生初の風俗街散策、そして大正時代から続くその文化に触れられているということが混ざって、もう純粋な子どもの頃に戻ったような、そんな気持ちでたくさんだった。性的興奮は存在せず、ただ1つの純粋な心を持って見学を楽しむ。その事で頭がいっぱいだった。これで女の子も選んで中に入って、食事して気づいたら恋に落ちて、なんてところまで行けたら多分最高の余韻に浸っているんだろうが。申し訳ないという気持ちも少し表れてきた。

 

 

一服を終え、再び道に入ろうとするが、フォロワーが止める。どうやら飛田新地をぐるぐる回ろうとする行為はタブーであり、せいぜい2度が限界というところだそうだ。もし、そんなことをしたら先程の老婆から

 

「はよ決めなさないな!」

「まだ迷ってんかー?」

 

と野次を飛ばされるからだ。さすが関西人、せっかちなのは歴史の名残なのだろうか。

と、軽蔑してはいけないのだが一応向こうはあくまでも仕事で店にいるのだ。そう考えると、いつまでたっても同じところを回っては何をしに来たのだと不満を覚えるのも分かる。一期一会が取り柄なのだ。そうであれば、其方に従う方が無難だろう。筆者はもう一度女の子の顔を焼き付けたいという再び表れる下心を抑え、隣の青春通りを進む。

 

青春通りも先程のメイン通りと互角の姿を目の当たりにできた。それにしても、コスプレ現場でしか見ないような素晴らしい体型の女性ばかりだった。いや、筆者はそんな下心で本業はやっていない。ただ、少なくとも普段見ないような素晴らしいという一言で〆たくなる、そんな魅力的な女性はこの飛田新地に集結しているのだ。

 

左を見ると、一人の男性が店に入っていく姿を目の当たりにした。決心がついて、お金を済ませ楽園に入る人間を筆者は後ろから眺めていた。今のご時世なのでしっかりと検温とアルコール消毒も行う徹底ぶりだ。いってらっしゃいと、筆者はその男性の背中に静かに語りかけた。

 

青春通りを抜け、残りの南北に垂直に走る道の店のみを残した。やっぱりいろんな女の子をみたいという下心も残りながらも文化に触れているという興奮は未だ収まっていない。

 

1度南に進む。やはり路地から外れると失礼ながらレベルは少し落ちていく。しかしぽっちゃりが好きとか、熟女が好きとか、それは十人十色なので需要はあるはある。決して邪魔とかそんな心を持ってはいけない、レベルが高いところなんだから。というか関東人がケチをつけるな。

 

 

メイン通りと交差する角の店で、老婆が塩を道に巻く姿を目撃した。フォロワー曰く、悪質な客が来店したあとは帰った後に店前に塩を巻く習慣があるらしい。

紀元前1050年頃に、イスラエルの土師は自らの本拠地で起こった反乱を鎮圧した後、町に塩をばら蒔いたことが塩土化として旧約聖書に記されている。相撲でも取組の直前に力士は土俵に塩をまく。それは古くから塩自体が「穢れを払うもの」「神聖なもの」として信仰されていたから。そのため土俵に塩を巻いて神聖な場所として取組を行うのだ。

 

真相はともあれ、塩をまく行為は少なくとも飛田新地というよりは世界の文化そのものといった方が正しい。もちろん今の日本における7割はサービス業なのだから、人と接する中で害悪な人がやってくるというケースは少なくない。レアなケースを目の当たりにした筆者はその地をあとにする。

 

 

その後は、南北を縦断する道の店を眺めつつも、飛田新地を全て徘徊したとしてその楽園を見送った。いろんな闇を見てきた分、筆者としては貴重な社会科見学であった。少なくとも東京では見られないその景色と、古くから続く文化にも触れ再び動物園前のアーケードに戻る時の筆者は清々しい気持ちでいっぱいだった。

 

 

この旅は筆者にとってはとても貴重な経験となった。セックスをすればもちろんさらに思い出に残るかもしれないが、社会科見学として散策するだけでもこの場所は面白い。改めて筆者は目にすることが少ない未知の世界を体験し、晴れて大阪の観光を満喫することができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P.S.道頓堀のスタ丼めちゃくちゃ重くね?(個人的感想)